クラブの男（強引編）

この三連休はお墓参りに行くくらいで、家でのんびりだった。
2、3日前くらいから体調が悪く、喉は痛いわ咳は出るわで寝てばかり・・・。　やることといったらメールくらい。

クラブの男からメールがきたのは25日の日曜日。

「今日は何してる？」ってきたから「体調悪くて寝てますよ」って送ったら今度は

「かりんの顔見に行こうかな。近くに行ったら出てこられる？」って。

「ホントに来ようとしてるでしょ？体調悪いし、悪化して次のクラブ行けなくなるのは嫌だから今日はダメ！」って送ったの。

「じゃあ、一時間だけ話しよ！」
(あたしはこの一時間だけ・・・に弱い)

・・・それから一時間ちょいしてから

「もうすぐ駅(かりんの利用してる駅)なんだけどどの辺かなぁ？」

(ホントに来ちゃった・・・！)

追い返すわけにもいかないので「駅のロータリーのトコで待ってて」
って返事をして家を出る。　母には「本屋に行く」と言って。

時間は5時過ぎ。ロータリーで待っていると暫くして彼がやってきた。
車に乗って走り出す。
「私、あまり時間とれないからね」って言って車は海沿いの方へ行った。
「近くに停めて海辺行ってみよ！」って言われて彼の後に続く。

海辺には犬の散歩をしている人や、ボール投げをしている家族がいた。
それを横目にどんどん砂浜の方へ行く。
彼はタバコを吸うらしく、最初はベンチに座っていたのだけど、また砂浜の方へ向かう。　

だんだん日が沈みはじめて、暗くなってきて・・・人があまりいなくなった。　近くの丸太に座る。
「寒いか？」って聞いて私の腕とかを摩る。　腰に手がきたなぁと思ったら、次は肩。　髪の毛に手が触れて頭ごとグイッて彼の方へ向けられて・・・・・。

あたしの唇は奪われた！

突然の事でビックリしていると二度目のキス。
どうにかなりそうだった。

どんな感じだったとか、どうしてそんな風になったのか、まるで覚えていない。ただビックリしただけ・・・。

車に戻ってからあたしは彼に
「なんで私なの？」

「なんででしょうねぇ」ととぼける彼。

「からかわないで下さいね」

「からかってないよ。　かりんさんが傍にいるとしたくなっちゃっ　
　た」って。

だんだん会うたびにエスカレートしていくような気がして・・・。
ちょっと恐くなった。

これからどうなってしまうのでしょう。

ホントの彼氏の話が書けてないなぁ・・・この頃。

次回のクラブは問題がありませんように・・・。